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SONY、ネットワーク・メディア・インターフェイス対応映像制作機器6モデル発売 [プロフェッショナル映像機器]

SONYは、4Kなど付加価値の高い映像コンテンツのライブ制作を、IP化を用いて効率的に伝送するAV伝送インターフェース「ネットワーク・メディア・インターフェース」 に対応した、映像制作機器を6モデルを発売すると発表しました。

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4Kカメラシステム用のベースバンド・プロセッサユニット『BPU-4500』が2016年2月1日発売で価格が3,500,000円、4K/HD対応マルチポートAVストレージユニット『PWS-4500』が同じく2016年2月1日発売で参考システム価格が14,600,000円、4K映像のIP信号入出力を実現したマルチフォーマットスイッチャープロセッサー『XVS-8000』が2016年6月30日発売で参考システム価格が50,000,000円。

また、ネットワーク接続された対応機器から伝送されるデータをルーティング・管理するIPライブシステムマネージャー『PWS-100NM1』や、従来の放送業務用機器に対し、外付けでSDI-IP変換を行えるコンバーターのプロセッシングユニット『NXL-FR318』、コンバーターボード『NXLK-IP40F』は2015年11月30日発売。価格は『PWS-100NM1』が1,900,000円、『NXL-FR318』が590,000円、『NXLK-IP40F』が380,000円となっています。

SONYは、4Kなど付加価値の高い映像コンテンツのライブ制作を、IP化を用いて効率的に構築するIP Live Production Systemを普及推進しています。

今回発表された製品群は、当システムのコア技術である AV伝送インターフェース「ネットワーク・メディア・インターフェース」 に対応した、映像制作機器となっています。

従来のSDIに代わり、機器間の映像/各種信号の伝送にIPを用いる事で、制作システム全体をネットワーク上で一元管理し、運用の大幅な効率化を実現するとしています。

●4Kカメラシステム用ベースバンド・プロセッサユニット『BPU-4500』

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マルチフォーマットポータブルカメラ『HDC-4300』等と組み合わせて4Kカメラシステムとして使用する事を前提としており、従来機種『BPU-4000』の機能に加え、新たにネットワーク・メディア・インターフェースに対応しています。

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↑4Kカメラシステム『HDC-4300』と『BPU-4500』の接続例

更に、年内に予定の『HDC-4300』を含むシステムアップデートによって、新たに4K/120p出力に対応します。マルチポートサーバーシステム『PWS-4400』、『PWS-4500』等と組み合わせ、4K 2倍速の滑らかなスローモーション映像を実現するとしています。

また、当アップデートにより、『HDC-4300』接続時のS-Log3出力にも対応。これにより、カラーグレーディングの容易さや従来よりも広いダイナミックレンジを維持した素材記録が可能になる等、HDR制作の可能性がより広がるとしています。

●マルチポートAVストレージユニット『PWS-4500』

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XAVCフォーマットによる高画質での4K/HD記録・再生が可能なビデオサーバーで、SDIはもちろん、オプションにより新たにネットワーク・メディア・インターフェースによる入出力にも対応し、効率的なシステム構築を実現するとしています。

また、SONY製各種カメラシステムから出力される信号の記録をサポートし、4K2倍速・HD8倍速のスローリプレイが可能。 その他、10G接続のネットワークにより複数サーバー間のファイルを共有できるShare Play機能にも新たに対応。

他サーバー内にある映像素材を使ってハイライト編集・送出を行う等、効率的かつ魅力的な映像制作に寄与するとしています。

●マルチフォーマットスイッチャープロセッサー『XVS-8000』、コントロールパネル『ICP-X7000』

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4Kライブ制作をサポートする為の豊富なリソースを搭載し、SDIに加えてネットワーク接続した各種AV機器との間で、新たにIP信号での入出力に対応します。

ビデオクリップのデータ管理機能も更に向上させ、本体メモリに5,000枚(HDで約160秒分)の画像データを保持し、20チャンネルへの瞬時呼び出しに対応しており、4Kでの運用を可能にしています。

また、『XVS-8000』に用いるコントロールパネル『ICP-X7000』シリーズも発売。
『ICP-X7000』は表示器を充実して更に運用し易くするとともに、モジュールとME列ごとに分離できる構造により、機器設置の自由度を向上させます。

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↑コントロールパネル『ICP-X7000』

またスイッチ部には、SONY開発・製造の非接触光学式切り替えボタンを採用し、耐久性、剛性感のあるスムーズな動作を可能としています。

●IPライブシステムマネージャー『PWS-100NM1』

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ネットワーク・メディア・インターフェースを通じ、ネットワーク接続したシステムの中核として、各接続機器のルーティング・集中管理を行えます。

IPスイッチに対し、一般的な通信でも広く利用されているQuality of Service(QoS)の情報を送り、トラフィックが集中する状況下でも、安定した伝送を可能としています。

従来のコントロールパネル制御に加え、WEBベースのGUIオペレーションも出来、タブレット等での利用可能となっています。

その他、ネットワークと接続機器のステータスを常時監視、メンテナンスする機能も備えています。

●SDI-IPコンバーターボード『NXLK-IP40F』、シグナルプロセッシングユニット『NXL-FR318』

SDI-IPコンバーターボード『NXLK-IP40F』は、SDI対応の放送業務用機器を、ネットワーク・メディア・インターフェースのシステムに組み込んで利用する際に、SDI信号からIPへデータ変換を行うコンバーターとなります。

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↑『NXLK-IP40F』

インターフェイスは4K入出力1系統、HD(3G)入出力2系統、HD(1.5G)入出力4系統に対応となっています。

フレームシンクロナイザー機能搭載により、SDIの映像信号についても、複数の機器で受像するタイミングを同期させ、映像を乱れなく切り替えることが可能となります。

シグナルプロセッシングユニット『NXL-FR318』は、SDI-IPコンバーターボート『NXLK-IP40F』などのネットワーク・メディア・インターフェース対応のオプション基板を収容するユニットとなりあmす。電源の二重化や、ネットワーク機器の監視・制御(SNMP準拠)に対応しています。

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↑シグナルプロセッシングユニット『NXL-FR318』

2014年CSでの4K試験放送開始以降、BSの4K実用放送や4Kコンテンツのネットワーク配信を見据え、4K映像制作需要が増える昨今、4Kでのライブ制作の機会も増えています。一方で、既存のSDIで4Kのインフラを構築した場合、配線やルーターの規模などがHDの4倍以上必要となり、コスト、スペース、重量などが課題です。

IP Live Production Systemでは、そうした課題を解決し、コア技術ネットワーク・メディア・インターフェースを通じ、映像や、ライブ中継において必要な、音声、メタデータ、同期、制御などの信号を全てIP化し、複数のAVストリームをネットワーク経由で多地点に同期伝送することが可能となります。

4K・8K、ハイフレームレートなど次世代の映像フォーマットに対応できる拡張性も備えています。
またIP化する事で他の制作システムとITインフラを共有することが出来る為、ライブシステムとファイルベースの制作システムを統合する事も可能としている為、設備投資の二重化を解消し、投資効率が高められるとしています。

SONYは、放送業界で次世代IP制作インフラとして幅広くご活用して貰うべく、本技術を自社製品の展開だけでなく、他社放送機器への互換性対応を含めて推進しています。ネットワーク・メディア・インターフェースに賛同するサポーター各社42社に対し、技術情報の開示や開発サポートを進めています。

尚、データ伝送を担うインフラの面では、株式会社インターネットイニシアティブが、新たに放送システム向けのネットワークサービス事業を開始する等、インターネットサービス事業者としても、4K映像伝送のIP運用化を推進する動きが出ています。

SONYは、IP Live Production Systemの提案を通じて、撮影現場や放送局間の映像伝送における大幅な効率化を実現し、技術の普及促進の為の環境構築に努めて行くとしています。

いよいよ、映像制作のIP化が本格的になって来ましたね。SDI規格には6G-SDIや12G-SDIといったより帯域の広い規格が存在しますが、まともに製品化されているのはBlackmagicの入出力ボードぐらいで対応製品が少ないですし、そもそもIPより遥かに小さい市場向けの規格ですから、より広帯域が必要となった場合の対応が後手後手になりやすいですから、IP化は避けられないと思います。

ただ、SDI変換を行う事で既存のSDIのシステムとの乗り入れが可能とは言え、IPシステムを導入するとなると一式でかなりの投資額になるんで、放送局、ポスプロはかなりの痛手ですね…。

しかも、現状のシステムは4K解像度で頭打ちでしょうが、国内では将来的にNHKが8K/120P放送を行うなどと言っているんで、放送局は別にしてもポスプロはなかなか4K設備の導入に踏みきれ無いと思うんですが…。

■プレスリリース
4K映像などのライブ制作インフラのIP化を普及推進
ネットワーク・メディア・インターフェース対応の映像制作機器6機種発売
~賛同パートナーも42社へ拡大~
http://www.sony.co.jp/SonyInfo/News/Press/201511/15-089/index.html




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